俳優窪田正孝(30)の主演で発表された20年度前期NHK連続テレビ小説「エール」(20年4月)に関し、妻の金子(きんこ)役はヒロインオーディションで選ばれることになった。制作統括の土屋勝裕チーフ・プロデューサーが明らかにした。

金子のキャラクターは「夫の給料を下げようとした大手レコード会社に怒鳴り込みに行くような、積極的にダンナさんを支えてプロテュースした女性」。出会う前に文通で愛を育んだロマンチックなエピソードも描かれるという。

オーディションは3月に応募を行い、4月に面接した後に5月に決定する。通常より早い主演発表となったのも「ヒロインオーディションを進めやすくするため」と説明した。

福島出身の作曲家古関裕而さんをモデルにした朝ドラについて「放送の翌年が東日本大震災から10年の節目にあたるため、福島の応援につながるテーマを探していた」。物語は子役からスタートし、窪田は青年期からの登場とした。