「涼宮ハルヒの憂鬱」などの人気アニメを手がけた“ヤマカン”こと山本寛監督(44)が破産したことがわかった。

山本氏の代理人弁護士は11日、公式サイトで「平成31年3月4日、17時付で、東京地方裁判所立川支部において山本寛氏について破産手続開始決定がなされました」と報告。山本氏も自身のブログで、代理人の報告を公開した。

代理人は「山本氏はかねてから株式会社ウルトラスーパーピクチャーズと過去のアニメーション作品の制作費負担について話し合いを続けて参りましたが、左記債務について、ウルトラスーパーピクチャーズが債権者として破産手続開始の申立を行ったことで、今回の手続開始決定がなされたものです」と経緯を説明。現在の山本氏の財産では1億円余りの債務を一括で支払うことが難しいことから、破産手続開始決定の判断が下されたという。

また、山本氏は現在制作中のアニメ映画「薄暮」の制作資金をクラウドファンディングで集めたが、「本件破産は『薄暮』の制作資金や制作状況に影響を与えるものではありませんので、ご安心ください」とした。