宝塚歌劇団花組トップ娘役、仙名彩世(せんな・あやせ)が11日、兵庫・宝塚大劇場で、「祝祭喜歌劇 CASANOVA」の千秋楽後、ファン1200人に見送られて本拠地にサヨナラした。

08年入団から、花組一筋の娘役。白い衣装で統一したファンが沿道で出迎える中、仙名は手を振りながら歩を進めた。

タカラジェンヌの正装である羽織はかま姿で、ファンに応援を感謝する思いを伝えると、1200人から「ゆきちゃん(仙名の愛称)ありがとう」。かけ声に照れながらも、頭を下げ、迎えの車に乗り込んだ。

仙名は、東京宝塚劇場での同公演千秋楽となる4月28日付で退団する。