11月24日付で退団を発表した宝塚歌劇団の花組トップスター、明日海(あすみ)りおが13日、大阪市内のホテルで会見を開き、退団後について「職探しをします」「結婚線は消費した」などと笑わせた。

就任5年半での退団。昨年1月ごろから退団を意識し、今月10日の「CASANOVA」宝塚大劇場公演千秋楽前日に組メンバーへ伝えたという。

退団後への問いには「今は宝塚で男役をまっとうすることしか考えていませんが、退団したら…そうですね。まずは職探し。というか、職探ししないと生きていけない」と答えた。

退団後も芸能活動を継続する可能性は高いが、現状では先を考えることは難しいという。一方では「私、自動車の(運転)免許もないので、教習所には行きたいなと思います」とも。

気晴らし、舞台合間の気分転換にドライブをあげるタカラジェンヌが多い中、明日海は舞台に集中するあまり、免許を取得していなかったとも明かした。

また、恒例の結婚についての質問が出ると「未知ですね」。以前、台湾で手相を見てもらい「結婚線が何本かある」と言われたそうだが、相手娘役を就任時の蘭乃はな、花乃まりあ、現在の仙名彩世を送り出し、6月の横浜アリーナ公演からは、平成以降のトップでは最多、4人目の華優希を迎えることが決まっている。

このことから「でも私、宝塚でかわいいお嫁さんをたくさんもらったので、だいぶ(結婚線を)消費してしまったと思う…」と笑わせていた。

退団公演は「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」「シャルム!」。宝塚大劇場は8月23日開幕、東京宝塚劇場千秋楽の11月24日をもって退団する。