タレントのアンミカ(46)が16日、都内で、「アン ミカ流ポジティブ脳の作り方 365日毎日幸せに過ごすために」(宝島社)出版記念イベントに出席した。

ポジティブ過ぎるがゆえに“ポジティブハラスメント”と言われることさえあるというアンミカだが、その根底には「幼少期にネガティブがあったからこそポジティブになれた」と話した。幼少期はコンプレックスの塊だったことやその不運を告白した。

「顔のけがや、入院していた母が退院して家に帰って来る日に事故にあったり、事業をしようとしたラーメン屋が火事になったりで、なんで私にばかりと思っていました」。だが、神父さんの「神様からの贈り物」という言葉で、ポジティブに捉えられるようになった。「ネガティブを知っている人はポジティブになれる才能がある」と力強く話した。

アンミカが日常心がけているのは「笑顔」「1日1褒め」「姿勢良く、胸で人を見る」の3つ。「自分が笑顔でいれば周りも明るくなるし、人のいいところを褒めることでその人も気持ちいい日を過ごせるし、褒めた自分も気持ち良くなれる。姿勢を良くすれば空気をたくさん吸えますが、ただ姿勢良くしても高圧的に見られるかもしれません。でも、人と話す時に必ず自分の胸をその人に向ければ柔らかい印象になります」と極意を明かした。

通販番組の女王と呼ばれるのも「褒めること」にありそうだ。この日も、リポーターから「例えばこのマイク(ガンマイク)を褒められますか」のむちゃぶりにも「口元に寄せられるとストレスになるけど、奥ゆかしくほどよい距離感がいいですよね。マイクを持っている方も、大変なはずなのにずっと笑顔なんです。笑顔は見ている人の気持ちをなごませますよね」と即興でPRし、その実力を披露した。

同書について、「押しつけではありません。でも1日1ページ見るだけで、見える景色が変わると思います」と“ポジティブ”にアピールした。