ABCラジオ朝の顔、道上洋三アナウンサー（76）が、4月からリニューアルされるABCテレビの夕方帯報道番組「キャスト」（月～金曜、午後3時50分）の金曜レギュラーとして出演することが19日、分かった。同局ラジオの長寿番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」の名物アナが、中継のレギュラーを受け持つのは48年ぶり。テレビ出演も11年ぶりで、同4時台の情報企画コーナーで中継を担う。ヒロド歩美アナ（27）、喜多ゆかりアナ（37）の出演も決まった。

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道上アナが担当するのは「道上さんの中継」。金曜日午後4時台に登場し、関西の最新スポット、昔懐かしいネタを紹介する。約半世紀ぶりの中継レギュラーに「視聴者の皆様にワクワクドキドキする中継をお届けします」と気合十分だ。

中継をともにするのは道上アナと同年齢の祖母がいるという津田理帆アナ（24）で「社内最年長のジジと孫のような津田アナとの珍道中を楽しみにしていただければと思います」。道上アナのシニア視点を大事にし、視聴者の知的好奇心をくすぐるスポットを厳選していく。紹介したいスポットには「豪華客船ぱしふぃっくびいなす、甲子園歴史館、都会の一軒家の秘密など私が好きなもの、気になるものをお届けします」と意気込んでいる。

「キャスト」は、4月から放送開始を約1時間繰り上げ、午後3時50分から7時までの放送。午後4時台は曜日ごとにテーマを設け、各リポーターが「暮らしに役立つ」「知って得する」情報を届ける。

月曜は、育児休暇から復帰後、初のテレビレギュラーとなる喜多ゆかりアナの「喜多ゆかりに　おまかせください！」。健康、美容、家事などの悩みを解決する。「視聴者の皆様との距離感を第一に、街に繰り出したり、お宅に伺ったり、走り回ります」とコメントした。

その月曜日午後6時台は、新たに「オリンピックそもそものトコロ～東京2020～」がスタート。同コーナーは、ヒロド歩美アナが担当し「オリンピック競技のルールがわからないけれど、オリンピックを楽しく観戦したい。そんな皆様を代表して、現場取材から選手インタビュー、競技の体験もします」と体当たりリポートを約束した。

世代も個性をバラエティーに富んだ人気アナ3人が加わり、西尾理志プロデューサーは「それぞれのキャリアや得意技を存分にいかして“新たなキャスト”を作り上げたい」と話した。

 

◆「キャスト」　11年10月から関西地区で放送されている夕方の尾簿報道番組。メインキャスターは上田剛彦アナ（44）、サブキャスターは塚本麻里衣アナ（31）、古川昌希アナ（31）。13年10月からは「キャストでつながる　家族がつながる」をキャッチフレーズにリニューアル。曜日別コメンテーターにココリコ遠藤章造らが加わった。

◆「キャスト」午後4時台の新コーナー　月曜日は喜多アナの「喜多ゆかりに　お任せください！」。火曜は沢田有也佳アナの「さわだあやかの　おさんぽだわさ」。水曜は関西ジャニーズJr．「なにわ男子」7人が交代で出演する「なにわの仕事を学びまSHOW」。木曜は塚本麻里衣アナの「つかトレ」。金曜が「道上さんの中継」。