現役引退したマリナーズのイチロー外野手(45)の最後の試合となった21日の開幕第2戦アスレチックス戦(東京ドーム)で、BS日テレが、翌22日午前1時30分過ぎまで続いた試合後の会見まで異例の完全生放送を行った。

当初の予定では、地上波放送開始前の午後6時から7時に141チャンネル、地上波終了後の午後8時52分から試合終了まで、サブチャンネルの142チャンネルで放送予定だった。

BS日テレ編成局によると、イチローが試合終了後に会見すると発表されたタイミングで、会見までサブチャンネルでの放送延長を決断。スポンサーなどは事後了承を取る形で、同局も「異例」と認める対応となった。

同局は「皆様の見たいものをお届けしたい、という思い。イチロー選手にとっても、歴史的瞬間になると思っていた。いい形で皆様にお届けできたと思っている」とコメントした。

また、午後11時から試合終了直後のイチローの様子を中継した21日の日本テレビ地上波「news zero」は10・9%と、視聴率2ケタをマーク。20日の7・8%から伸ばした。

ただ、引退会見の中継に入ると、イチローが話し始めた冒頭約1分のところで放送終了。地上波では運に恵まれない部分もあった。