紙幣デザインの変更をめぐり、「マンガの神様」と呼ばれた手塚治虫さんを肖像画に推す声がネット上にあがっていることを受け、手塚さんの長女で手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんがコメントした。

るみ子さんは9日更新のツイッターで「ちょっと想像してみて下さいよ? 他人様の財布の中やコンビニやスーパーのレジ、ATMの中から自分のおやじがワサワサ出てくるんですよ? そんなのシュール過ぎて気持ち悪いっしょ」と、父の治虫さんが紙幣の肖像画になることに対する率直な思いを吐露。「刑事ドラマの麻薬の取引とかで、札束の詰まったスーツケースを開けるとそこに手塚治虫の顔がズラーっと並んでたら、おかしいでしょ 絶対」とユーモアたっぷりにつづった。

また、手塚治虫作品のキャラクターを新紙幣のデザインに推す声もあるが、るみ子さんは「地域通貨で『アトム通貨』というのがあります。年度ごとに絵柄が変わりますのでコレクションされる方は使用エリアへ足を運んでみてください」と呼びかけた。