SHOW-YA主催の女性歌手限定ロックフェス「NAONのYAON」が29日、東京・日比谷野外大音楽堂で行われた。

87年に初開催。14回目を迎える今年は、島谷ひとみ(38)浅香唯(49)永井真理子(52)らが初参戦したほか、26組51名の女性ミュージシャンが出演した。

冒頭、プロレスラーの神取忍(54)井上貴子(49)らと登場した寺田恵子(55)は、平成最後となる「NAONのYAON」開始を観客とカウントダウン。

「準備はいいかー!!」と拳を突き上げ、序盤から盛り上げた。

平成ヒット曲を振り返るコーナーではLiLiCo(48)が登場。「おどるポンポコリン」「LOVEマシーン」などをノリノリで歌い「熟女なめんなよー!」と絶叫した。浅香は代表曲「C-Girl」を寺田とデュエット。イメージにないふんわりとしたスカートで登場した寺田に対し、浅香は「かわいい!」とべた褒め。寺田は照れた様子を見せつつも「今日くらいはアイドルしてもいいですか!?」と呼び掛け、会場を盛り上げた。

お笑いコンビの阿佐ケ谷姉妹も初登場。「お姉さん」こと渡辺江里子(46)は葛城ユキ「ボヘミアン」を大熱唱し、喝采を浴びた。この日のためのコント「寺田恵子の偽者」では、金髪のカツラをかぶった2人が寺田に扮(ふん)して登場。SHOW-YAの「限界LOVERS」を歌唱中に寺田本人が乱入し、最後は「どうも、日比谷三姉妹でした!」と全員であいさつして会場の爆笑をさらった。

恒例イベントが平成最後の開催を迎えた。寺田は「あと10年はやっていきたいけど、そうすると70歳だ」と苦笑い。続けて「令和になっても『NAONのYAON』が続くように、女性ミュージシャンがいい曲を作って、幸せを届けられたらいい」と笑顔を見せた。

19年度中に同所は東京オリンピック(五輪)開催に伴う改修工事に入る。来年については「別の場所で開催できたら。タイトルも含めて、これから考えます」と語った。