米人気映画「スター・ウォーズ」シリーズで38年間にわたってチューバッカを演じてきた俳優ピーター・メイヒューさんが4月30日、テキサス州の自宅で家族に囲まれて亡くなったことを遺族が2日、ツイッターで発表した。74歳だった。死因は明らかにされていないが、昨年7月に背骨の手術を受けていたという。

メイヒューさんは演技経験がなかったものの2メートルを超える身長が決めてとなり、「ただ立っていればいい」とジョージ・ルーカス監督に言われて1977年に公開された「スター・ウォーズ エピソード4/新たな希望」でハリソン・フォード演じるハン・ソロの相棒役に抜てきされて以来、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(15年)まで7作品に出演してきた。「私たちは30年以上にわたって映画の中の相棒であり、人生の友でもありました。ピーターは魂をキャラクターに吹き込み、ファンに大きな喜びをもたらせてくれました。私と何百万人もの人たちは、決して彼と彼が私たちに与えてくれたことを忘れないでしょう」とフォードは追悼のコメントを発表している。

遺族によると、6月29日に家族や友人向けの追悼式を行った後、12月初旬にはロサンゼルスでファン向けの追悼イベントも行う予定だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)