Kis-My-Ft2藤ケ谷太輔(31)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ミラー・ツインズ」(土曜午後11時40分)の第6話が、11日に放送される。

藤ケ谷は、20年前の未解決の誘拐事件で生き別れになった、30歳の双子の兄・葛城勇吾と弟・圭吾を演じる一人二役。主人公役の弟・圭吾は警視庁捜査一課の刑事となるが、殺人未遂事件の現場から自分と全く同じDNAが発見されて追われる身となる。

同じ遺伝子を持ちながら刑事になった弟と、犯罪者になった兄の光と影を演じる。そして、圭吾の恋人白石里美(倉科カナ=31)は、勇吾の命令で近づいてきた偽りの恋人だった。

圭吾、勇吾の追跡に執念を燃やす、警視庁捜査一課の刑事・赤城克彦を演じているのが渡辺大(34)。ネットでは「イヤなヤツ」「進撃の赤城」など、主人公を追い詰めるキャラクターとして大いに炎上?している。渡辺は「赤城は監察官出身なので、もともと身内の人間にも厳しいという設定があります。警視庁という組織を束ねる者として、被害者家族でありながら自ら刑事になってしまう葛城(圭吾)のような存在は気に入らないというのがあるでしょうね。葛城は赤城にとって異分子なんです。赤城は第1話でも『葛城が同僚のことを信用していない』と話していましたし、葛城は意識していないかもしれませんが、彼の言動に不信感を抱かせるものがあるのだと思います。赤城には赤城なりの正義があるので、それがどういうものなのかを楽しみにしてほしいですね。純粋な正義なのか、それともこの人物にも驚くような一面があるのかも含めて。視聴者の皆さんには“赤城目線”で、赤城になった気持ちで事件を追って頂ければ、物語の整理がしやすいと思います」と話している。

第6話では、事件のカギを握る元暴力団員の山沢(新羅慎二)を追っていた勇吾(藤ケ谷)が車にひかれてしまう。負傷した勇吾を救ったのは、所轄の緑坂署の刑事・皆川耕作(高橋克典)だった。なぜ皆川が勇吾のそばにいるのか。20年前の誘拐事件の真相が徐々に明らかになっていく。

一方、姿をくらました山沢を追う圭吾は、ひとつの疑念を抱いていた。20年前の誘拐事件の犯人グループメンバーだった、海野(湯江タケユキ)の毒殺という殺害手口が、傷害の前科がある粗暴な山沢とイメージが合わないのだ。山沢が誰かに指示されていた可能性を考える圭吾。だが、だとしたらその人物はいったい誰なのか。そんな中、山沢のアパートの周辺で不審な事故があったと情報が入る。ひかれた男は行方をくらませたという違和感を覚えた圭吾は、事故のあった所轄に急ぐ。

山沢を追った際に階段から突き落とされ、負傷して入院中の緑坂署の刑事・久能詩織(武田梨奈)を訪ねた、詩織の父親でもある警視庁捜査一課長の久能源一郎(石黒賢)は、そこでばったり皆川と出会う。久能は、常に警察の先を行く勇吾の行動を不審に思っていた。内通者がいるのではないか。それも捜査情報を得られる立場にいる人物の中に。そして、今、事件を追っている人間の中で、20年前の誘拐事件に関わっていたのは、久能と皆川だけ…。「葛城勇吾には協力者がいた。それもただの協力者ではなく捜査関係者が」。久能は、探るような言葉を皆川に投げかける。

勇吾のケガを心配する里美(倉科)は、圭吾に疑いをかけられているため身動きが取れずにいた。そんな中、里美に疑惑の目を向け始めた警視庁捜査一課の赤城(渡辺)は、マンションの周辺で聞き込みを開始する。そこに現れた里美の隣人の根本(矢部太郎)は、勇吾の似顔絵を見ると「あー!」と大きな声を張り上げる。