タレント山田邦子(58)が21日、都内で芸能生活40周年記念公演「山田邦子の門」(紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA・22~29日、名古屋青少年文化センター アートピアホール・6月5~6日)の上演発表に出席し、囲み取材で事務所独立騒動について「ない」と否定した。

報道陣から騒動について質問を受けると「話し合っている最中で、良いようにやってくれるということなんですけど」とし、「マネジャーも年とっちゃって、若返りもしなければいけないし。社長と話し合っているところです」と報告。「(事務所の後輩の)有吉(弘行)が悪いのよ。ラジオで事務所を辞めるとか言って。そう言うこと言うからね」と苦笑いした。

また、辞めるのかとの質問には「ないです。とりあえず、この舞台を成功させることです」と独立を完全否定した。

今回の舞台は、芸能生活40周年を記念したものだが、山田は「うれしいですね。自分の名前の入った舞台をやらせてもらえるのも幸せです」と笑顔で語った。

山田と事務所の関係が浮き彫りとなったのは、先月29日に更新した自身のブログだった。同27、28日に東京・歌舞伎座で開催された「杵屋勝之邦」を襲名する「長唄杵勝会」公演出演に際して、「太田プロダクションの事務所スタッフには誰ひとりも観てもらえなかったことがとても残念でした。この事は新しい令和の年に向けいろいろ整理が付く、出来事にもなりました」とつづった。

山田は80年代にフジテレビ「オレたちひょうきん族」などで大ブレークし、女性芸人の立場を築き上げた先駆者の1人でもある。太田プロダクションにとっても、当時はツービート、片岡鶴太郎(64)らとともに事務所をもり立てた功労者で、今後の進退が注目される。

この日の囲み取材には、水木英昭(50)高橋直純(47)津田英佑(48)増田有華(27)も出席した。

<山田邦子事務所独立騒動の経緯>

▼4月29日 自身のブログで所属事務所への思いをつづる

▼5月5日 有吉がラジオ番組で「やめるな」と発言

▼同9日 女性週刊誌が事務所との関係悪化を報道

▼同12日 有吉がラジオ番組で「いわゆる五月病ですかね。だからあんまり気にしないようにね」と発言