TBSの佐々木卓社長が29日、都内の同局で定例会見を行い6月3日から同局系「NEWS23」のメインキャスターに就任することが発表された小川彩佳アナウンサー（34）についてコメントした。

佐々木社長は、「全日帯（の視聴率）が苦戦しているので底上げは必要」とし、「来週からは『ニュース23』を小川彩佳さんで一新する。新しい『ニュース23』で視聴者の皆さんを発掘していきたい」と期待を寄せた。

佐々木社長は小川アナの起用理由について「小川さんはジャーナリストとしてもしっかいしている。夜のニュースの顔としてふさわしい方」とした。また、報道局担当者は「時代の共感者として伝え手としても幅広くニュースを自分のこととして考え、伝えることにたけている。そういうところに期待したい」と話した。

テレビ朝日を先月、退社した小川アナは、昨年9月、7年半務めたテレビ朝日系「報道ステーション」を卒業。その後はネット局AbemaTVのニュース番組を担当していたが、今年2月に一般男性との結婚を発表するのと同時に、同局を退社すると報告。動向が注目されていたが、今月7日、「NEWS23」のメインキャスターへの就任が発表された。

一方で、今月いっぱいで番組を卒業する雨宮塔子アナ（48）について、佐々木社長は「雨宮さんは我々の仲間であり、これからも出演者として関わっていくかと思います。引き続きしっかりとお付き合いしていきたい」とコメントした。