ダウンタウン松本人志(55)が凶悪犯罪者を「人として不良品」とした発言が、ネット上で賛否を呼んでいる。

松本は2日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」で、川崎殺傷事件に言及。加害者について「人間が生まれてくる中で、どうしても不良品っていうのは何万個に1個、絶対に(生まれる)。これはしょうがないと思う。それを何十万個、何百万個に1つくらいに減らすことはできるのかな、みんなの努力で。こういう人たちは居ますから、絶対数。もう、その人達同士でやり合ってほしい」と自身の考えを述べていた。

この発言はネット上で物議をかもしたが、松本は番組放送後に更新したツイッターで「凶悪犯罪者は人として不良品」とあらためて発言した。

松本の発言に、映画評論家の町山智浩氏はツイッターで「共演者が『それはナチスの優生主義につながる考えですよ』と諭してあげればいいのに…」と指摘。作家の盛田隆二氏は「ワイドナショーって収録番組ですよね。こんな暴言垂れ流すフジテレビは『差別発言を擁護します』と宣言したも同然」だとした。

批判の声は少なくないが、一方、高須クリニック高須克弥院長は「松本人志さんのおっしゃるとおりだと思います。サイコパス遺伝子を持った個体ができるのは人間以外の生物でも見られます。突然仲間を殺傷し始めます」と松本の発言に賛同している。