俳優長谷川博己(42)が4日、都内で、主演する来年1月スタートのNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のクランクイン会見を門脇麦、西村まさ彦、沢尻エリカ、堺正章、本木雅弘と行った。長谷川が演じる明智光秀を主人公に戦国時代の武将たちを群像劇として描く作品。

戦国時代の衣服はくすんだ色の印象もあるが、実際は極彩色が多いという。劇中の衣装姿で登場した長谷川は「馬子にも衣装の長谷川博己です」とあいさつ。「大河ドラマのスケール感は違う。心が躍動している。今までの俳優人生のすべてが出るんじゃないかと日々、引き締めていかないといけないと思っている」と語った。鮮やかなライトブルーの衣装には「風のよう」と笑顔を見せた。

まだ撮影が始まっていない門脇は「撮影が楽しみ。ワクワクしています」。西村は「みんなでいい物を作ろうという思いを1つにすれば素晴らしい作品が仕上がると信じている」。沢尻は「感情が高ぶっていて、気が引き締まる思い。みなさんの熱もすごく、現場が楽しい。ワクワクしています」。堺は「夕べ首をひねって、医者に行った医者役です」とあいさつした。

また本木は「あぐらがつらい、ヒゲがかゆい、撮影現場は熱帯雨林という感じの三重苦をどう乗り越えるか」と冗談めかしてあいさつした。

門脇は光秀と京で出会う医師の助手の駒、西村は光秀の叔父(父の弟)光安を演じ、沢尻は斎藤道三の娘の帰蝶で、のちに織田信長の妻となる濃姫を演じる。また、堺は京に暮らす医師の望月東庵、本木は斎藤道三を演じる。