蒼井優(33)は、山里亮太(42)との結婚会見で言った。

「山里さんの仕事に対する姿勢を本当に尊敬しています」

個人的にも、納得の言葉だった。静岡支局長だった昨秋、インタビューをして、山里の仕事熱心さを知ったからだ。「静岡の気になる仕事を深掘りする」をテーマに、日本テレビ系のDaiichi-TVで「南海キャンディーズのジャブジョブ」(土曜深夜0時55分)をスタートして3カ月。山里は言った。

「富士山で働く方、県内で活動するプロレスラー、キャバ嬢の方々…いろんな人を招いてお話を聞いていますが、みなさん地元静岡を盛り上げたい思いが根底にあっての職業話なので、すてきな気持ちになれます。僕自身にとって静岡は、新幹線で通過する県でしたが、番組が始まって、1人でよく街を歩いています」

単独行動の理由は、静岡を知ること、感じることだったが、実は「営業努力」もあった。

「最近、本を出したので、書店を回ってあいさつをしたりしています。少しでもいい場所に置いてほしいですからね」

レギュラー16本の超売れっ子だが、テングになることなく、地道なことを重ねているのだ。

同番組は、「南海キャンディーズ」としては9年ぶりの冠番組だ。山里いわく「『3カ月だけ』と言われて始まった」そうだが、高視聴率で今も継続。山里自身も、一時不仲だった相方、山崎静代(40)との仕事に喜びを感じている。「個人の活動が多くなった中で、2人で番組をやらせてもらえることが本当にありがたいです」。

そして、山里は、山崎から蒼井を紹介された。交際2カ月で結婚した2人は高知旅行を計画中というが、キューピッド役の山崎と3人での静岡旅行もあるかもしれない。その際も、山里は、1人で書店回りを…。つい、そんな光景を想像してしまう。【柳田通斉】