大麻取締法違反(所持)の罪で起訴されていた元KAT-TUNメンバー田口淳之介被告(33)が土下座で謝罪した。7日、勾留先の東京・湾岸署から16日ぶりに保釈された。署の前で約20秒間、地面に頭を付けてファンや関係者に謝罪。当面の芸能活動休止も宣言した。田口被告と内縁関係にあり、同容疑で起訴されている元女優の小嶺麗奈被告(38)も同日、田口被告と別々に保釈されたが、報道対応はしなかった。

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土下座という衝撃的な行動は、田口被告の性格を示す象徴的なものとも言える。アイドルグループに所属していた頃から末っ子気質で、周囲のスタッフからもかわいがられていた。従順で真面目な性格で、指示を受ければ忠実にこなす。

今回は法律というルールを破り、周囲に多大な迷惑を掛けたことを受け、すさまじい罪悪感に襲われたのだろう。久々の公の場。勾留中にたまった感情が爆発し、自然に体が動いたのではないだろうか。

一方で、田口被告をよく知る関係者は「ものごとを深く考えず、その場の空気が読めないタイプ。今回も『とにかく報道陣の前で謝って、挽回しなくては』という思いが先行するあまり、大げさな行動をとってしまったのではないか」と指摘する。「厳しい言い方ですが、このタイミングでの土下座は一種のパフォーマンスにしか見えない」と冷ややかに見る関係者もいる。