韓国の女性デュオ、赤頬思春期が5日、アルバム「RED PLANET」で日本デビューをしました。「あかほおししゅんき」と読みます。英語表記は「Bolbbalgan4」で、略称は「BOL4」。メンバーは、メインボーカルのアン・ジヨン(23)とギター兼サブボーカルのウ・ジユン(23)です。

昨今の韓国アーティストといえば、「歌って踊る」イメージでした。BTS(防弾少年団)、TWICEもそうです。曲調はR&Bかヒップホップがメイン。ポップな明るいサウンドもあります。ところが、赤頬思春期の楽曲は、ヒップホップの要素を少し持ちながらも、肩の力を抜いて歌唱をするフォークソングのイメージです。日本の歌手に例えると、「あいみょんと通じるところがある」と言えば分かりやすいでしょうか。「思春期の記憶・残像」をテーマに、作詞作曲も手掛けています。

16年に韓国デビューし、ファーストアルバム「RED PLANET」のリード曲「宇宙をあげる」が、韓国内のすべての音楽ランキングで1位を獲得しました。音楽性の高さから「音源女王」の異名を持っています。ストリーミングで1億を超える楽曲が既に7曲もあるそうです。

ボーカルのジヨンもギターのジユンも23歳。日本語トークはぎこちないところもありますが、CDで聴く歌唱曲の日本語は、日本人とほとんど変わりません。

8日に都内で行ったデビュー記念イベントでは、アルバムのリード曲「宇宙をあげる」や「好きだと言って」「意地悪」などを日本語で歌唱しました。19年も半ばになりましたが、今年の日本の音楽シーンに大きな存在感を示すかもしれません。要注目です。