坂口健太郎(27)吉田鋼太郎(60)が11日、都内で「劇場版 ファイナルファンタジー14 光のお父さん」(野口照夫、山本清史監督、6月21日公開)父の日イベントに出席した。

オンラインゲーム「ファイナルファンタジー14」を通し、すれ違っていた親子が交流を深めていく物語。書籍、ドラマ化もされた累計アクセス数1000万超の人気ブログを映画化した。

2人は劇中ですれ違う親子を演じた。演じた役柄について、坂口は「ゲーム愛がある、普通の男の子。ただ、父親と距離が空いてしまった。気持ちがすごくわかったし、愛情が湧きました」。まもなく24歳を迎える息子がいる吉田は、息子の幼稚園時代、父の日にカーネーションを贈られたエピソードを紹介。親子の関係性を「リアルに感じた」といい「(坂口演じる息子が)大きくなる過程が胸に来るものがあった」としみじみと語った。

お互いの印象について、坂口は「紳士で、ダンディーで、渋いという印象。でも現場ではチャーミングな方で、話していると好きになっちゃう」と話した。吉田は坂口を「やさしい、穏やか、まじめ、きっと浮気しない、好青年。ひと言に思いを込めて伝えることができる俳優さんで、尊敬します」と絶賛。一方で坂口の控えめな面も明かし「意外と社交的じゃない。自分から話しかけたりしない。みなさんが期待しているような現場での面白いトークは、ない」と言い切り笑いを誘った。

イベントでは16日の父の日にちなみ、サプライズで坂口から吉田にネクタイが贈られた。自分で選んだものといい「現場でお世話になったので、何かできないかな」と説明。サプライズに驚いた様子の吉田は「何かうれしいです。企画上とはいえ、うれしいです」と照れながら喜んでいた。