9日に死去したジャニーズ事務所ジャニー喜多川社長(87)の家族葬が、所属タレントが100人以上集合する“エンターテインメント葬”になることが11日、分かった。今日12日に都内で執り行われる。11日にはKinKi Kids堂本剛(40)らが悼むコメントを続々と発表し、HiHi Jetsらもイベントでジャニー氏に感謝した。

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祭壇は、ジャニー氏が好きだったというコチョウランやトルコキキョウ、カーネーションなどの大量の花で埋め尽くされた。12年版ギネスブック認定時の写真を使った遺影の周りには近藤真彦(54)SMAP、嵐ら、手がけたスターたちの名が刻まれたカラフルなプレートが置かれた。HiHi JetsらジャニーズJr.内グループや、郷ひろみ(63)ら事務所を退所したタレントの文字もあった。

家族葬は、都内のジャニー氏ゆかりの場所で執り行われる。「父親」であるジャニー氏を、「息子たち」が天国へと送る。会場にはジャニー氏が愛したジャニーズタレントの音楽が流れ、ミラーボールの光がきらめき、明るい雰囲気となりそうだ。所属事務所タレントが100人以上集合し、それぞれジャニー氏への思いを述べていく。ジャニー氏の姉の藤島メリー副社長とめいの藤島ジュリー副社長や、タレントを引退した滝沢秀明氏(37)も出席する。

親しい関係者によれば、タレントたちや、ジャニー氏を慕う関係者らが、「ジャニーさんは、自分がいなくなってみんなが悲しむ様子は見たくないはず。明るく、楽しく、前向きに、最後までエンターテインメントを貫いて送りだそう」と考え、異例のポップでカラフルな家族葬が決まったという。思わず涙があふれるメンバーもあるかもしれないが、前日から「明日は泣くなよ」と呼びかけ合っている者もいるという。

数々のタレントを手がけた、文字通りの「キング・オブ・エンターテインメント」。愛する「息子たち」に笑顔で見送られながら、天国へ旅立つ。