元乃木坂46若月佑美(25)は、舞台「恋のヴェネチア狂騒曲」(東京・新国立劇場)に出演するなど、女優業をメインに活躍中だ。

このほど、日刊スポーツのインタビューに応じ、人気グループ卒業生としての決意を語り「現役メンバーのためにも、卒業生たちが夢をかなえていきたい」と誓った。

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「恋のヴェネチア狂騒曲」はイタリアの喜劇が原作。若月は高橋克実(58)の娘で、賀来賢人(30)の恋人役を演じる。「先輩たちから、たくさん学んでいます」。キャストやスタッフとご飯を食べた後、初共演の吉田羊から「若、一緒に駅まで歩くか! 今、悩んでること、ある?」と声を掛けられたという。

「羊さんは本当に優しくて、私がちょっとのどが痛いと一瞬言っただけなのに、次の日稽古場の私の机にのど飴とサプリが置いてあったんです」

池谷のぶえ(48)や野間口徹(45)からは「根がそんなに明るくない」性格で共感され、気持ちの切り替えのコツなどを学んだという。「ベテランの方々に共感いただいて、励みになります」と感謝した。

11年8月に乃木坂46の1期生オーディションに合格。昨年11月に卒業したが、乃木坂愛は変わらない。「テレビの番組欄に乃木坂とかあると見ちゃいます。『乃木坂工事中』とか、音楽番組とか。ユニット『若様軍団』メンバーの阪口珠美、梅ちゃん(梅澤美波)、(山下)美月が活躍していると、やっぱりうれしいですね」。国民的アイドルグループとなった古巣の姿を見て「単純にすごいし、『乃木坂さん、売れてるな~』って思います。若い子たちも乃木坂の色を引き継いでいるし、有望。何も心配していないです」と笑う。

9月には舞台「GOZEN-狂乱の剣-」の上演を控え、今後映画の出演予定もあるという。新聞のコラムやデザイン関連の仕事もあり、ソロとして軌道に乗ってきた。「卒業生も現役も、どっちも活躍していると言われるようになりたいですね。現役メンバーのためにも、卒業生チームで夢のある場所を作っていかないと! 乃木坂が卒業してからも夢をかなえていけるグループになれるように、コツコツ頑張ります」と笑顔で誓った。【横山慧】

◆乃木坂46卒業生の主な活躍 昨年末に卒業した西野七瀬(25)は日本テレビ系ドラマ「あなたの番です」などに出演中。深川麻衣(28)伊藤万理華(23)能條愛未(24)らは女優業中心、生駒里奈(23)永島聖羅(25)らは女優やタレントとして活動。衛藤美彩(26)はCSフジテレビONE「プロ野球ニュース」でキャスターを務める。また、市來玲奈(23)は日本テレビ、斎藤ちはる(22)はテレビ朝日のアナウンサーとして活躍中だ。