急性咽頭炎のため15日夜の部から東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」を休演した市川海老蔵(41)が19日、4日ぶりに舞台復帰した。

昼の部「素襖落」の太郎冠者に続いて、「外郎売」で父不在の間は1人奮闘した長男勸玄くん(6)とともに花道から登場すると、「成田屋!」の掛け声と大きな拍手が起こった。13役を演じる夜の部「星合世十三團」発端の劇中口上で「3日間の休演をさせていただき大変ご迷惑をかけました。本日一生懸命務めさせていただきます」と頭を下げた。声の調子は万全ではないが、2度の宙乗りや立ち回りを果敢にみせた。

4日ぶりの舞台中にもブログを更新。衣装姿の勸玄くんの写真とともに、「たくましくなってます。ようやく私も肩の力を抜いて出られます」とつづり、「久しぶりですと、やはり大変です」と病み上がりの苦労を吐露した。