川崎麻世(56)が9日、大阪市内で、朗読劇「遠き夏の日」(ナレッジシアター、10日まで)の記者会見に出席し、7月9日に亡くなったジャニー喜多川氏とのエピソードを明かした。

川崎は13歳のとき、読売テレビの新人参加番組に出演し、ジャニー氏にスカウトされた。そして上京し、ジャニーズの合宿所に遊びに行った翌日にコンサートに参加した。その流れでジャニー氏が作・演出を手がけた「少年たち」にも出演。大阪・枚方市出身の川崎は「ちょっと待ってください、先輩」のセリフが関西弁になってしまい、ジャニー氏に直すよう言われたという。

ジャニーズの合宿所には当時から、テレビゲームがあり、外車もあった。川崎はジャニー氏に焼き肉を食べさせてもらい、「麻布十番で食べた焼き肉がおいしかった」と振り返った。

「ジャニーさんイコール焼き肉。香りはニベア。(元光GENJIの)大沢もニベアの香りがすごく印象的と言っていた」

川崎がジャニー氏と最後に話したのは10年以上前。ミュージカル「SHOCK」の演出で帝国劇場にいたジャニー氏から「麻世、元気にしてるか」と明るく声をかけてもらったという。そのときに川崎がジャニーズ事務所を退社して初めて電話番号を交換した。

昨年、川崎は近藤真彦(55)の誕生日にサプライズゲストとして呼ばれた。「マッチの顔をつぶすんじゃ…」と思ったが、近藤は喜んでくれたという。そして近藤が「このあとどうしてるの」と声をかけ、近藤の車で2次会に向かった。そのとき川崎は「近々、ジャニーさんとメリーさんに会わせてほしい」と願い出たところ、近藤は「(2人)一緒は難しいけど約束する」と返答した。

また「いつか俺のディナーショーにゲストで出て」と近藤からのお願いもあった。川崎は会見で「結局その年のディナーショーには呼ばれなかったけど、いつか」と近藤との共演を望んだ。

ジャニー氏に再会する夢はかなわないままだが、川崎は「ジャニーさんもその気持ちは分かってくれたんじゃないかな」。

川崎は、妻のカイヤ(57)に対して起こした離婚訴訟については「年内ぐらいにはなんとかなるんじゃないでしょうかね」と話した。

「(カイヤの主張は)折れないですね。そこが問題なんですよ。裁判所の方もだんだん(結果が)見えてきている。彼女が(証拠を)提出したりすることがあるんですが、こっちは何の恐れもない。ある証拠は証拠として提出している」と現状を明かした。

川崎とカイヤは90年に結婚。2人の子をもうけたが18年に川崎がカイヤに対して離婚を求めた訴訟を起こしていた。