宝塚歌劇団の星組トップ紅(くれない)ゆずる、相手娘役綺咲愛里(きさき・あいり)のコンビが19日、兵庫・宝塚大劇場で、退団公演「GOD OF STARS-食聖-」「エクレール・ブリアン」の千秋楽を迎えた。

劇場周辺では、この日朝から、大勢のファンが最後のお見送り「パレード」に向けて準備。退団者のファンは、白い服で統一するが、紅の最後の役が料理人であることから、ファンは白いコック風シャツでそろえていた。

途中、激しい雨にも見舞われながら、紅の退場を待っていたファンは、泣き笑い満載だったサヨナラショーについて「私たちも泣いて、笑って満足です。ごちそうさまでした」と言い、見送っていた。

紅は同公演の東京宝塚劇場千秋楽、10月13日付で同時退団する。