女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の5日に放送された第136回の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつは娘の優を連れて雪月を訪れた。雪之助(安田顕)は、亡くなる前の天陽(吉沢亮)に頼んでいた雪月の包装紙のデザインを見せる。大自然の中に立つ少女の姿が描かれていた。そこにはなつの姿も投影されていた。天陽は「なつが東京でつらそうにしている時には、これで雪月のお菓子を包んで送ってやってください」とことづけしていた。

また、なつは実家で泰樹(草刈正雄)らと食事をする。「やっぱり天陽君はすごい。今でもみんなの中に生きている」と話す。その夜、なつは「大草原の小さな家」を優に読み聞かせる。天陽の描いた包装紙に触発されたなつは、「大草原の小さな家」で浮かんだイメージのスケッチをする。翌朝、目覚めた優はスケッチを眺めて「これ見たいよ、ママ」と言う。