俳優三浦春馬(29)主演のフジテレビ系連続ドラマ「TWO WEEKS」(火曜午後9時)の10日放送の第9話の視聴率が6・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と11日、分かった。前回の6・0%から0・7ポイント、アップだった。

初回から8・4、5・9、6・4、5・4、6・2、6・2、6・1、6・0%だった。

三浦が演じる結城大地は、8年前に殺人未遂容疑で捕まり、5年間服役した過去を持つ。人生に希望を持たず、毎日を刹那的に過ごしていた。ある日、結城が店長をしている質店に、かつて別れた元恋人の青柳すみれ(比嘉愛未=33)が現れる。結城との間に8歳になる娘のはな(稲垣来泉=8)を産んでいたこと、はなが白血病であることを告げられる。検査の結果、骨髄が適合して、結城は正式にドナーとなる。だが、その直後に、策略によって結城は殺人のぬれぎぬを着せられて逮捕されてしまう。はなへの移植手術は2週間後…。結城は警察の隙を見て護送車から脱走した。

第9話で、柴崎コーポレーションの社長の柴崎要(高嶋政伸)が事情聴取を受けている隙に、デジカメ動画のコピーを盗み出そうと自宅に忍び込んだ結城(三浦)。しかし、黒幕の国会議員・久我早穂子(黒木瞳)が手を回したことで柴崎は早々に釈放され、結城は戻ってきた柴崎と鉢合わせてしまう。ところが予想に反し、結城は無傷のまま部屋を出ることを許される。去り際に柴崎がつぶやいた「お前が一番苦しむ方法で殺してやる」という不気味な一言が気になるも、急いで部屋を後にする結城。

殺し屋の灰谷(磯村勇斗)の一件といい、黒幕・早穂子の権力の強さをまざまざと見せつけられた結城。検事の月島楓(芳根京子)から、早穂子に重度の心臓病を患った息子がいると聞いた結城は、楓の力を借りて早穂子と直接交渉することに。その結果、早穂子との間である取引を成立させるが、その様子を何者かが見ている。

一方、すみれ(比嘉)は、病床で父親を恋しがるはな(稲垣)の姿に複雑な思いを抱いていた。8年前の事情を知った今となっては、これまで通り結城を憎むことなどできるはずもなかったが、自分たちを助けてくれた婚約者の刑事・有馬海忠(三浦貴大)への恩も捨てられない。そんなことを考えていた直後、病院を出たすみれの前に久留和(池田鉄洋)たち柴崎の部下が立ちふさがった。