ロックバンド氣志團主催の野外ロックフェス「氣志團万博2019」の実行委員会が17日、台風15号の被災地支援として募った「マブダチ募金」が総額1184万4223円となったことを公式サイトで報告した。

委員会は「皆様からお寄せいただいたご厚意は、被災地の支援に活用させていただきます。寄付先の詳細は、改めてご報告いたします」とした。

また、綾小路翔は同日、インスタグラムで「出演者のみんなの優しさ、来場者のみんなの優しさ、氣志團が責任を持ってお届けします。みんな、本当に本当に本当にありがとう」と感謝した。

同フェスは今月14日と15日の2日間、千葉県・袖ケ浦海浜公園で開催された。台風15号の影響で、千葉県の広範囲で、停電や断水が続く中、開催が危ぶまれていたが、綾小路が「不安になられている方々も多々いらっしゃるかと存じますが、我々はロックンローラー。こんな時だからこそ、音楽での支援に準ずる次第です」との思いから開催を決行した。

賛否が分かれたが、綾小路は今回、マブダチ募金の報告と合わせて、「これで一段落とか全然思ってないよ。とにかく早く、お世話になった方々に報告とお礼がしたかったんです。心からの感謝を。そして今回改めて、まずは自分が元気でいて、いつでもその元気を届けられる様にいなくてはならないと実感しました。みんな、傷つけ合わないでね。一番悲しい。出来る事をしよう」とツイートした。