米俳優ブラッド・ピット(55)が、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する本物の宇宙飛行士にインタビューを行ったことが明らかになった。

米CNNなどによると、20日に日米同時公開される映画「アド・アストラ」で宇宙飛行士を演じているピットは、米ワシントンDCにある米航空宇宙局(NASA)を訪れ、ニック・ヘイグ飛行士とミッションコントロールセンターを通じて会話し、宇宙での生活などについて質問したと言う。

ISSに滞在中の宇宙飛行士たちはこのインタビューに先立ち事前に映画を鑑賞しており、ピットが「ゼロ・グラビティ」(13年)で宇宙飛行士を演じた親友で俳優のジョージ・クルーニーと自身のどちらが宇宙飛行士としてよりリアリティーのある演技だったかと質問すると、ヘイグ飛行士から勝者はピットだと告げられたという。

ピットは本作の他、公開中のクエンティン・タランティーノ監督の新作映画「ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」での演技が称賛され、早くもオスカー候補の呼び声も高まっているが、「賞レースには興味がない」とエンターテインメント・ウイークリー誌のインタビューで語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)