ダンサーで俳優の生島翔(34)が、日本舞踊「花柳流」の名取試験に合格して、花柳楽瞬の名を襲名したことが22日、分かった。15歳の時からコンテンポラリーダンスを始め、3年前に「日本の芸能である日本舞踊を極めたい」と、俳優でもある花柳寿楽(52)の門をたたいた。令和初の名取試験で夢を実現。楽瞬の名は、師匠から一文字と「その瞬間、瞬間を大切にし、楽しみながら芸道を突き進みたい」という思いから。

生島は「和もの作品で踊ることは少ないと思いますが、所作や着物に慣れることが大切だと思う。東日本大震災後、郷土芸能にも関わってきましたが、改めて日本の芸能を見直すことが自分の追い求める芸術に必要な要素だと確信しています」。来年の東京五輪期間中に、コンテンポラリーダンス作品を海外と共同制作して出演する。父親のフリーアナウンサー生島ヒロシ(68)は「ダンスに日本舞踊を、どう取り入れるか注目したい」と話している。