女優松岡茉優(24)が25日、都内で、映画「ひとよ」(白石和弥監督、11月8日公開)ジャパンプレミアに出席した。

同作は劇作家桑原裕子氏率いる劇団「KAKUTA」が01年に初演した同名舞台の映画化。父親の暴力から3兄弟を守るために、罪を背負うことを決めた母親。その決断によって人生を狂わされしまった稲村家3兄弟を描く家族のヒューマンドラマだ。松岡は長女園子を演じる。

この日、主演で次男雄二役の佐藤健(30)、長男大樹役の鈴木亮平(36)に加え、佐々木蔵之介(51)音尾琢磨(43)白石和弥監督(44)も登壇した。

松岡はMCの“3兄弟”の言葉に突然「だんご!」と叫び登壇者を驚かせた。「初めて買ったCDが『だんご3兄弟』だったので」と暴走。また、佐藤に対して「汚いですよ、この映画の佐藤さん。こんなきれいな顔をしているのにこんなに汚くなるか!」と言い放った。佐藤は思わず「あんまり言うな!」と笑いながら制する一幕もあった。さらに、「今までに見たことにない佐藤健さん。そして今までみたことがないくらい頼りない鈴木亮平さん。本当に『西郷どん』はどこにいったんだというくらいで、私は何でしたっけ」に佐藤が「今まで通りの松岡さん」と加え、「3兄弟の新しい形を見られる映画だと思っていますが、白石さんどうでしょうか」とMCを奪い取るパフォーマンスで会場を盛り上げた。

そんな松岡の暴走が目立ったが、最後は佐藤が「この作品に入って家族としばらく連絡をとっていないと思った。家族は唯一無二の存在なので、みなさんも、何でもいいので思いをはせる時間にしていただければと思います」と締めた。