マーベル・スタジオの親会社ディズニーと人気映画「スパイダーマン」シリーズの権利を持つソニー・ピクチャーズの交渉決裂により、マーベル・シネマティックス・ユニバース(MCU)残留が絶望的になっていた「スパイダーマン」が、一転してシリーズ第3弾を共同製作することが明らかになった。「スパイダーマン:ホームカミング」(17年)「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(19年)に続くシリーズ第3弾は、2021年7月に全米公開されることが発表された。

新作では過去2作品と同様にマーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長がプロデューサーを務め、俳優トム・ホランドが主演する。

MCU残留決定を受けて、ホランドはインスタグラムで映画「ウルフ・オブ・ウォルストリート」(13年)で俳優レオナルド・ディカプリオ演じる証券会社社長が「俺は辞めない。ショーは続く!」と語るシーンを投稿し、続投を喜んでいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)