女優山崎紘菜(25)が5日、ラグビーW杯1次リーグの日本-サモア戦を愛知・豊田スタジアムで観戦、初の決勝トーナメント進出に大きく前進した日本の勝利に大喜びした。仕事で大学ラグビーに関わっていたころから「勝利の女神」と呼ばれている山崎は、今大会の開催都市特別サポーターで、日本戦は全試合観戦中だ。芸能界は勝利を喜ぶコメントで沸いた。

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決勝トーナメントに向け大きく前進する日本の3連勝に、現地で観戦した山崎は「ボーナスポイントを取っての勝利! 見事でした! おめでとうございます!!」と大喜びした。

山崎は今大会、NHKBS「ラグビーワールドカップ2019 ウイークリーハイライト」のMCを務めていることもあり、日本代表の試合はすべて観戦中。強豪アイルランドに勝った時には、観戦報告した山崎のインスタグラムにファンが「やっぱり女神さま」などと書き込み歓喜した。

山崎が「勝利の女神」と呼ばれるようになったのは7年前、明大ラグビー部のイメージキャラクターを務めていたころ。早明戦をスタンド観戦していた山崎を偶然、NHK中継カメラが映し出した。直後に明大がトライし逆転勝利、対抗戦の同率優勝が決まった。

長くラグビーに関わってきた山崎だが「日本代表のジャージーと対戦国の熱狂的サポーターで埋め尽くされた会場の雰囲気に圧倒されます」と、これまでにない空気を味わった。

試合が始まれば、冷静で的確な分析をしてみせた。「前半はサモアのディフェンスのプレッシャーとフィジカルの強さに苦しめられていたように見えました。ただ、田村(優)選手が難しいゴールを何本も成功し、地道に点数を重ねられたことが大きかったと思います。後半、ずっとプレッシャーを与えられていたスクラムが押せたこと、モールがうまく組めるようになったことが大きく流れを変えたと思います」。

最後はやはり熱くなった。「ラストワンプレー、スクラムで粘ってからのトライ! サモア相手にスクラムで勝利! 今の日本ラグビーの力を見ました」と言い、個人的なPOM(Player of the Match)にはNO8姫野和樹選手を挙げ「愛知県出身で地元開催のホームゲーム。思い入れは人一倍強かったのではと思います」とたたえた。

13日の横浜・日産スタジアムでのスコットランド戦も生観戦する山崎は「選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。次の試合も楽しみにしています!!!」とエールを送った。

◆山崎とラグビー 山崎は13年から4年連続で全国大学ラグビー選手権のイメージモデルを務め、その後、トップリーグのアンバサダーなどを務めた。W杯日本大会では、開催都市特別サポーターとしてラグビーの魅力を伝えている。ラグビーを描き先月まで放送されていたTBS系「ノーサイド・ゲーム」にも出演。日本代表、サンウルブズはもちろん、高校、大学、トップリーグと、国内で行われる主なラグビーの試合は、生観戦、テレビ中継などですべて追いかける。

◆山崎紘菜(やまざき・ひろな)1994年(平6)4月25日、千葉県生まれ。11年「東宝シンデレラオーディション」審査員特別賞。12年映画「僕等がいた」でデビュー。今年は映画「スタートアップ・ガールズ」で主演、日本テレビ系「Going! Sports&News」(土日午後11時55分)土曜お天気キャスター。来年、米映画「モンスターハンター」(ポール・W・S・アンダーソン監督)でハリウッドデビュー。高校時代、走り高跳びで千葉県新人陸上競技大会に出場。171センチ、血液型A。