親友の俳優小泉孝太郎(41)とムロツヨシ(43)が仕事、恋愛、家族、結婚について語り合う、フジテレビ系「小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅 日本の世界遺産に行ってみたSP」(12日午後7時)の京都ロケがこのほど、行われた。酒を酌み交わし語り合う独身2人の男の語らいの場に、独身記者がおじゃまして取材した。互いのリクエストで世界遺産を訪ねる旅。孝太郎のリクエストで北海道の知床に次いで、今回の京都はムロのリクエストだ。

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今回の京都行きで、孝太郎は20年近い付き合いの騎手の武豊(50)をムロに紹介した。武行きつけの京都の串揚げ屋で初対面のムロは「こんなすごいレジェンドに会わせるんだったら言ってよ。丸首で来ちゃったじゃないの」とぼやきながらも「昔、まだ駆け出しで大井競馬場でビール売りのバイトをしていた時に、満員になって『おい、武豊が来てるよ』なんて言ってました」と懐かしんだ。

元アイドルの量子夫人と結婚して24年になる武は、独身の2人に自身の結婚生活を「独身のままだったら、もう今は騎手はやれていない。奥さんのおかげ」と話した。「でも、毎日、フィギュアスケートの話を聞かなきゃ駄目なんです。興味がなくてもね。おかげでテレビでフィギュアの大会を放送していると、フリップとかトーループとかが分かるようになりました」と笑った。先月20日、ワールドプレミアでG1クラシック菊花賞を制した日も「家に帰るとフィギュアの話。『俺の菊花賞は?』と思いながら、羽生(結弦)君の話を聞いてました。それが楽しいんですよ」と振り返った。

あまりの仲の良さに武から「2人とも迷走してる」と言われた、孝太郎とムロは京都の占いへ。10年ほど前に霊感の強い人から「戦国時代に戦に行く孝太郎さんをムロさんが船頭として川を渡した。そして明治時代に銀行勤めの孝太郎さんに飼われていた犬がムロさん」と言われたことがある2人だが、今回は「ライバルのそば店の経営者。引退してからは、仲良く釣りをしたり旅をしていた」と占われた。「人→犬→犬」と笑うムロだが、結婚について「25歳くらいですごく好きな人がいたはず。その後はなくて、もうすぐ結婚相手に出会うか、もしかしたら出会っている」と言われると「25歳、ドンピシャ! その彼女に振られてから、私の役者人生は始まった」と驚いた表情を見せた。

今年8月に弟の進次郎氏がフリーアナウンサー滝川クリステル(42)と結婚した孝太郎は「恋愛の優先順位が低い。今までに、この人! という人に出会っていない」と言われると「1人いたんですけどね」とポツリ。進次郎氏の結婚について孝太郎は「進次郎って、世の中の人に亭主関白だと思われているけど、クリステルさんといるのを見ると、ああ~バランスなんだなと思う。進次郎から『お兄(にい)は遅いだろうからな』って結婚について言われていたんだけど、今は兄としてホッとして見ています。リラックスしている進次郎を見てると、いい方と出会えた、いい形で結婚生活に入ったと思います」と話した。

それでも、滝川クリステルが妹というのは「僕のマンションのインターホンを押して、いきなり来たりとか不思議な思いはありますよ(笑い)。でも、なじむって感覚ですね」。小泉家の家族待遇のムロも「お父さんと孝太郎がいるところに入ってきて、クリステルさんがご自分の言葉で話している。自分があるな、すごいな、進次郎が選んだんだなって思う」と話した。

ムロも売れっ子になった今、20代の頃のように週に3、4回も会うことはかなわなくなった。それでもムロは「1カ月ぶり、2カ月ぶりに久々に会うのが楽しい。だから、いつか互いに家族ができて、50代になったら20代の頃みたいに週に3、4回会って飲んだりしてるんじゃないかな。この旅で改めて思う」。孝太郎の結婚相手については「自分がありながら孝太郎に理解のある人。しっかり孝太郎に意見を言える人で、孝太郎の2、3歩後を歩くけど、たまに横に並んで後ろに行くタイミングを知ってる人がいい」。孝太郎は「僕は多分、女性に義理、人情、根性を求めているんだと思う。ムロさんは他人に気を使う人なので、お相手の女性は包容力があってムロさんが甘えられる人がいいですね」と話した。