宝塚歌劇の宙組公演「エル ハポン-イスパニアのサムライ-」「アクアヴィーテ!!-生命の水-」が15日、兵庫・宝塚大劇場で開幕し、トップ3年目に入った真風涼帆(まかぜ・すずほ)が大人の“味”を発揮した。

江戸初期の遣欧使節団を描いた芝居では、スペインへ渡った仙台藩士役。「日本人としての魂も大切に演じたい」と言い、多くの殺陣場面にも臨んだ。

2番手スターの芹香斗亜(せりか・とあ)は、スペインの繁華街で真風が出会う謎の流れ者剣士を好演。トップ娘役の星風まどかは、夫を亡くしたスペインの宿屋店主を熱演した。

また、ショーは、ウイスキーがテーマ。真風はシルクハットをかぶり、ジャズあり、タンゴあり。熟成ウイスキーのような「艶」で魅了した。

宝塚大劇場は12月15日まで。東京宝塚劇場は来年1月3日~2月16日まで。