NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の22日に放送された第47回の平均視聴率が19・5%、23日放送の第48回が17・9%(ともに関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、照子(大島優子)の後押しで喜美子(戸田恵梨香)の考えた火鉢の新しいデザインが採用された。照子の夫の若社長敏春(本田大輔)は、信楽初の女性絵付け師として喜美子を売り出そうと考え、新聞の取材話を持ってきた。さらには写真撮影まで決め喜美子は困惑。家族にも相談したが、常治(北村一輝)には秘密にしたまま取材日を迎えた。いざ取材を受けると、いろいろとプロフィールを事実と異なり勝手に飾られて断ろうとしたが、照子に説得され受けることにした。敏春からはマスコットガールとして、作業している時の服装ではと言われ、慌てて家に戻り、服を着替えようとした。しかしいい服がなく、近所の女性たちの協力でかわいく着飾ることが出来た。その姿を見たマツ(富田靖子)は感激し涙した。

新聞の紙面を飾った喜美子は、若社長敏春(本田大輔)のアイデアで「ミッコー」というニックネームも付けられ、アイドル扱いで担ぎ上げられた。新入社員の八郎(松下洸平)は、記事に肝心の絵付け師のキャリアや師匠の深野(イッセー尾形)の話もなく、いら立ちを見せた。そしてその八郎は深野に、過去に自分の家に飾ってあった大事な絵を売って、お米に変えていたことを話し涙して謝罪した。その話を聞いていた喜美子は想像を膨らませながら自分なりに絵を描いてみた、という内容だった。