TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」でアストロズのSOを演じた元ラグビー選手の小西大樹(32)が、ドラマ効果で10月にパナソニックに加入し現役復帰していた。来季のトップリーグを戦う。ラグビーブームを象徴するミラクルな出来事に、ドラマでキャプテン浜畑譲を演じた広瀬俊朗もツイッターで祝福している。

小西は東海大-パナソニック-豊田自動織機でプレーし、19年2月に退団していた。ラグビーの実力を買われ、「ノーサイド・ゲーム」の主人公が勤務するトキワ自動車ラグビー部「アストロズ」のメンバー役に起用された。同作ではライバルチーム「サイクロンズ」を主にトップリーグの現役選手が務めており、撮影を通して古巣のパナソニックと再び縁ができたとみられる。

小西は10月9日の自身のツイッターで「今シーズン、(パナソニック)ワイルドナイツでプレーさせていただくことになりました! もう1度プレーできることにうれしく思います」と喜びのツイートをしている。

ドラマは、アストロズが架空の国内ラグビーリーグ(プラチナリーグ)優勝を目指して奮闘する物語。小西のツイートを同日にリツイートした広瀬は、「まさかのプラチナリーグからトップリーグ!」と祝福。広瀬演じる浜畑が最終回でアストロズのGMになったことから、小西は「新GM! トップリーグでも頑張ります」とさらにリツイート。ラグビーファンも「引退→ドラマ出演→現役復帰ってすごい流れ」などと驚いている。

パナソニックワイルドナイツの公式ページで小西は「トキワ自動車アストロズ(TBS日曜劇場ノーサイド・ゲーム出演)ではプラチナリーグ優勝という目標を達成することができました。トップリーグでも優勝に向けて貢献したていと思います。応援よろしくお願いします」とコメントしている。