生田斗真(35)が主演する日本テレビ系ドラマ「俺の話は長い」(土曜午後10時)の11月30日放送の第8話の平均視聴率が、9・1%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は8・4%で、第2話は9・0%、第3話は8・9%、第4話は8・4%、第5話は8・0%、第6話は7・7%、第7話は7・4%だった。

生田は4年ぶりに連ドラ主演で、31歳独身、職なし、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るものなしのダメ男、岸辺満役。義兄の秋葉光司を安田顕、姉の秋葉綾子を小池栄子、めいの秋葉春海を清原果耶、母の岸辺房枝を原田美枝子が演じ、家族間でお茶の間大乱闘を繰り広げるホームコメディードラマ。「サザエさん方式」と呼ばれる30分×2本立てのストーリーとなっている。

第8話の前半、其の十五はゆで卵と福引き。房枝に好意を見せ、積極的にアプローチするお金持ちの檀野(長谷川初範)が光司の就職先を紹介してくれることになった。就職の相談と称して、綾子と光司は檀野に豪華鉄板焼をごちそうになる。岸辺家では、房枝の再婚の後押しをする雰囲気になる。満は牧本(西村まさ彦)に「あの2人の恋路を邪魔してはもらえないだろうか?」と頼まれる。最初はただの嫉妬だと思う満だったが、牧本が喫茶店の常連でいられなくなって、いつものコーヒーが飲めなくなることが何よりつらいのだという本音を聞いて明日香に振られて行きつけのバーにいかなくなった自分を重ね合わせて動きだす。

房枝、牧本、檀野の出場する吹き矢大会の応援にきた満は「まだ決まってない役職なりポストを誰にするか選ぶという意味では恋愛も立派な選挙」といい「あなた方夫婦そろって檀野さんに買収されてる」と綾子と光司に言い放つ。檀野が恋愛において重大な選挙違反をしたと、前に証拠を突きつけ説明し始める。春海も味方につけて言いくるめるが、房枝に真意を聞くと檀野にも牧本にも恋心はいだいていないと宣言される。

後半は其の十六ミカンとコタツ。就職が決まらないため、光司が部屋でこもる時間が多くなった。綾子は心配し、満に監視させるが実はジグソーパズルを作ったりと充実した無職の日々を送っていた。「同じニートとしてあっという間に追い抜かれそうだもんね」と報告すると、綾子は「当たり前でしょ。元々ニートとしてのポテンシャルは光司の方が全然上なんだから」。

翌日、コタツを出して、ミカンを食べる満と光司。ミカンの食べ方を巡り、昔、綾子へのストレスで歌を作ったのを思いだし、ベース片手に歌い出す光司。さらには新曲「ニートブラザーズ」を2人で作り始めて「兄さんボクだよ、同じグレーのそろいのスエット♪」「フォーティーズニート&サーティーズニート」

そこへ春海が帰宅し光司が歌をやめる。ところが、春海は「光司さん、あれ覚えてる? お母さんの財布からお金借りる歌」と突然言い出し、歌い始めてそれに合わせて光司が伴奏を始めた。結婚する前のような仲良しな2人の様子を房枝が動画撮影し、それを綾子は感慨深い表情でみる。