講談社は6日、東京・文京区の本社で会見を開き、豊島区池袋にLIVEエンターテインメントビル「Mixalive TOKYO」(ミクサライブ東京)を開設し、本格的なライブ事業に参入すると発表した。事業主体の講談社・野間省伸社長は「講談社は110年の長きにわたり、時代に合わせて表現形態を変化させながらも“おもしろくてためになる”作品と才能を世界に発信してきました。音楽ライブ、トークショー、さまざまなジャンルのライブコンテンツをお届けする。世界でも珍しい取り組みだと思う」と語った。

ミクサライブ東京は、池袋駅東口サンシャイン60通りの中央部に位置する、旧シネマサンシャイン池袋を活用する形で2020年3月19日の開業を目指している。地下2階から地上9階(1~3階)まで、パートナー企業のキングレコードがクラブ、講談社がホール、テレビ東京がスタジオ、カードゲーム、アニメなどを展開するブシロードが店舗、映像・舞台関連会社ネルケプランニングが劇場と、パートナー企業が各フロアで事業を展開し、最上階にはライブカフェも設置する。野間社長は「主役は役者、作家、声優、モデルを目指す才能豊かな若者と、分かち合うお客さま。夢を世界に発信したい」と夢を語った。

会見には豊島区の呉祐一郎副区長、ビルオーナーの佐々木興業・佐々木伸一社長のほか、パートナー企業のテレビ東京・小孫茂社長と川崎由紀夫上席執行役員、ネルケプランニング松田誠会長、ブシロードの木谷高明取締役、ムービック國枝信吾社長、UUUM鎌田和樹社長兼CEO、キングレコード村上潔社長、講談社の古川公平常務取締役が出席した。【村上幸将】