東京・国立劇場で上演中の松本幸四郎(46)主演「蝙蝠の安さん」(26日まで)を11日、喜劇王チャプリンの四男ユージーン・チャプリン氏(66)が観劇した。

同作はチャプリンの名作映画「街の灯」の歌舞伎化で、ユージーン氏は「すばらしい。『街の灯』の世界が歌舞伎に完全にフィットした」と絶賛。

30年前に上演を夢見て、蝙蝠(こうもり)の安役で主演の幸四郎は「こんな日が来るなんて幸せ。外国の作品をやっているという感覚がない。このキャラクターでない白塗りにしたり、こだわって作った。多く上演したい」と再演を誓った。