生田斗真(35)が主演する日本テレビ系ドラマ「俺の話は長い」(土曜午後10時)の14日放送の第10話最終回の平均視聴率が、10・4%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は8・4%で、第2話は9・0%、第3話は8・9%、第4話は8・4%、第5話は8・0%、第6話は7・7%、第7話は7・4%、第8話は9・1%、第9話は7・2%だった。

生田は4年ぶりに連ドラ主演で、31歳独身、職なし、実家暮らし、でも屁理屈を言わせりゃ右に出るものなしのダメ男、岸辺満役。義兄の秋葉光司を安田顕、姉の秋葉綾子を小池栄子、めいの秋葉春海を清原果耶、母の岸辺房枝を原田美枝子が演じ、家族間でお茶の間大乱闘を繰り広げるホームコメディードラマ。「サザエさん方式」と呼ばれる30分×2本立てのストーリーとなっている。

最終話の前半、其の19「すき焼きと引越し」。

檀野(長谷川初範)家で、秋葉家の送別会を兼ねたお肉パーティーが開かれるが、意地でも行かない満。家族がたらふく肉を食べた翌日、満は引越し前の最後の夕飯はすき焼きしかありえないと言いだす。家族は反対するが、「登校拒否に始まって高平陸(水沢林太郎)との恋愛問題、光司さんの仕事問題、その折々で秋葉家の危機を救ってきたのは誰だ?光司さんと春海の仲を復活させたのは誰のおかげだ?」と譲らない。「3カ月前の開会式、五輪の輪のように5人で肩寄せ合って食べたすきやきを閉会式でもう一度食べたいんだよ」。結局全員で仲良くすき焼きを食べる。

光司はタクシーの運転手になるということを明かし、「かけがえのない3カ月でした」と満に感謝する。そこには春海がラジオパーソナリティーになるという夢も関係していた。光司は仕事中に春海のラジオを聴くためにタクシー運転手に決めたという。

後半は其の二十「コーヒーとマラソン」。春海の自転車を引っ越しトラックに乗せ忘れ、じゃんけんで負けた綾子が自転車で新居に向かうことに。春海と光司が2人で車で帰り「お父さん」と呼び光司は動揺する。満は綾子の道案内をする。別れ際に綾子は「3カ月いろいろありがとうね。特に春海のことは感謝している」と満に感謝する。

秋葉家が去り、岸辺家に母と息子2人の日常が戻ってきた。「や」「れ」と書いてあるノートを広げる満。

ある朝コタツの中の満は洗濯物を畳む房枝の顔をうかがう。「はいはい分かりましたよ。そこまで言うんなら面接受けるよ」と満は議員秘書の面接を受けると宣言。

面接の朝、満はスーツ姿で房枝にコーヒーを入れてから出発する。ところがこの日、商店街はハーフマラソンの真っ最中というスーツで歩くにはとんでもなく恥ずかしい状況に。駅に向かってランナーとは反対側を歩く満を発見した家族や友人は「がんばれ!」と叫ぶ。満は応援を聞き、涙ながらに「行ってきます」とつぶやき面接に向かう。