来年7月に日本でも公開となる「トップガン マーヴェリック」(来年6月26日全米公開)のメーキングビデオが公開され、主演のトム・クルーズ(57)が過酷な撮影の裏話について明かしている。

本作の見どころは何といっても、戦闘機同士が繰り広げるドッグファイトや超高速飛行シーンなど、迫力満点のスカイアクション。

クルーズはインタビューの中で、「ライブで撮影しない限り、こんな体験は創り出せない。リアルな映像を撮影するために、世界最高峰のファイターパイロットたちに協力してもらった」と語った。

また、「飛行中の撮影は過激だったよ。顔のゆがみは、演技じゃない。7.5~8Gの重力加速度がかかっているんだ」と、まさに限界に挑んだ撮影を振り返った。

本作では、主人公のマーヴェリックが教官としてエリート戦闘機パイロットの養成機関「トップガン」に復帰。マーヴェリックの訓練を受ける若きパイロットたちを、マイルス・テラー(マーヴェリックの相棒グースの息子役)やルイス・プルマンらが演じる。自ら、俳優たちに飛行訓練を施したというクルーズは、「彼らを誇りに思う。過酷な撮影だったからね」と語っている。

ジョセフ・コシンスキー監督は、「コックピット内部に最先端のカメラシステムを導入し、6台のIMAXカメラを設置しての撮影だった」と明かしており、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマー氏も、「コックピット内の映像を観て、観客たちも驚くはず。こんな航空映画は前代未聞だし、今後もないだろう」と、臨場感あふれる本作の仕上がりに自信のほどをみせている。(ニューヨーク=鹿目直子)