俳優柄本佑(33)が14日、東京・渋谷のNHKで、主演ドラマ「心の傷を癒すということ」(18日スタート、土曜午後9時)の会見を行った。阪神・淡路大震災から25年。がれきの街と化した神戸を舞台に、被災者の心のケアのパイオニアとなった精神科医を主軸に、被災者や家族の絆を描く。

柄本は本を読み「本当に登場人物の方々が、文字の世界なんですけど、すごく立体的に一言一言がふに落ちてきて、これは(脚本家)桑原亮子さんの血肉みたいな、何かそういうものが出ている本だと思って、そんな本に出会えることは、こういう仕事をやっていて人生に何回訪れるか分からない。これは気を引き締めていかなきゃいけないと思った。僕の役者人生の中でも、ものすごく記念碑的な作品になった」と語った。