フジテレビのドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(日曜午後2時、関東地区のみ)の、テーマ曲「サンサーラ」を、竹原ピストル(43)が歌うことが決定した。19日放送の「ザ・ノンフィクション 私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~」から放送される。

「サンサーラ」は古代インドで使われたサンスクリット語で「輪廻(りんね)転生」を意味する。「ザ・ノンフィクション」の番組テーマ曲として03年に誕生。当時の味谷和哉チーフプロデューサーがアシスタントディレクター時代の92年にインドをロケ中、朝もやのガンジス川を眺めながら、サビの歌詞とタイトルを思いついた。以来、中孝介、城南海など7組のアーティストが担当してきた。

竹原は「壮大さにおいて、自分では絶対に書けない歌詞ですし、多彩さにおいて、自分では絶対に書けないメロディーです。やはりとても難しかったけれど、こういうことかなとか、こうしてみたらどうだろうと、自分の間や解釈とすり合わせていく作業がとても楽しかったし、とても良い経験をさせていただいたと思っています。そして、自分なりに、自分なりの体重を乗せた『サンサーラ』を歌うことができたと思っています。『サンサーラ』を歌わせていただいたこと、そしてそれを『ザ・ノンフィクション』で使っていただけること、とても光栄です。歌唱が、番組とうまく溶け合えたならばうれしいです」とコメントを寄せている。

19日放送の「ザ・ノンフィクション 私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~」では、500年続く専業農家の長男の「嫁」の岩立友紀子さん(32)を取り上げる。若い女性たちにとって「農家の嫁」といえば「きつい・汚い・危険」の3Kに収まらず「給料が安い・休日が少ない・カッコ悪い」が加わり、いまや6Kなんて声も聞かれる存在だ。

それでも友紀子さんは、自ら望んで農家に嫁いできたのだが、条件は「農業は一切手伝わない」というもの。彼女は「農家の嫁」の新しいスタイルを確立することを目指しているのだ。彼女は6年前「街コン」で知り合った昌之さんと結婚。歴史ある農家、岩立家の敷地で夫の両親と共に暮らしている。農業の世界に飛び込んだ友紀子さんは「農家の嫁不足」を目の当たりにし、農家の男性を対象にした婚活サイトを立ち上げる。