2月5日に「仕方ないのさ」でデビューする演歌歌手の青山新(19)が29日、都内で、お披露目会に出席した。

所属事務所創立60周年、所属レコード会社創立85周年記念アーティストの位置付けだが、「プレッシャーはありますが、幸せなこと。良い方に捉えてやっています」とすがすがしくアピールした。

幼少期に祖母の影響で演歌・歌謡曲に親しんだ。中学2年で出場したカラオケ大会をきっかけに、作曲家水森英夫氏に師事。5年間の修業を経てデビューとなった。

この日、デビュー曲や好きな曲「みちのくひとり旅」など先輩たちの曲をメドレー形式で歌った。「自分の曲はヒットさせたい、先輩方の曲はリスペクトを込めて歌いました」。

お祝いに山本譲二が駆け付け、青いカーネーション85本の花束を贈った。「俺よりうまく歌っちゃダメ。裏で軽くムカついた」と笑う山本に、青山は汗だく。山本の番組にゲスト出演した際、一発芸を披露したことを明かされ、ステージではまさかのむちゃ振り。それにも物おじせず、瀬川瑛子のものまねを見せた。

山本は自身のデビュー当時を振り返り、「恵まれているなと。すばらしいチャンスをいただいているのだから、生かして欲しい」とし、「1回しかない人生だから思い切り生きて、歌えばいい」とエールを送った。また、芸能界を生き抜く秘訣(ひけつ)として、「みちのくひとり旅」がヒットした際、北島三郎から言われた「秘訣はない。ただ1つあるとすれば人間性」という言葉を「そのまま青山新に伝えたいと思います」とした。

青山は夢に地元浦安でのソロコンサートをあげ、「ゆくゆくは紅白歌合戦にも出たい」と目を輝かせた。「すごいやつが出たぞとなるように、1つ1つのステージを全力で、1曲1曲を聞いていただける方が感動していただけるように歌っていきたいです」と力強く語った。