年内をもって解散するE－girlsが1日、静岡・エコパアリーナで、全国アリーナツアーの初日公演を行った。9年の活動の集大成と、ファンへの感謝を伝える“ラストツアー”がスタートした。

今回のツアーでは、11年12月のデビュー曲「Celebration！」や、代表曲「Follow　Me」、最新曲「別世界」までグループの歴史をたどるような“ベストライブ”を繰り広げた。

ボーカル鷲尾伶菜（26）は「ファンの皆さんが愛してくださった曲を、とにかく詰め込みました」。デビュー当時のミュージックビデオを流したり、客席を練り歩く演出などもメンバーの発案で取り入れ、7000人のファンを魅了した。

E－girlsは11年4月、Dream、Happinessらを中心に構成したプロジェクトとして始動。17年7月からは11人体制になるなど、形を変えながら活動してきた。各グループや個人活動も充実させる中、リーダー佐藤晴美（24）は「それぞれの道で挑戦していくことが、私たちにとっては進化していくことだろうという結論に至りました」と活動に終止符を打つことを決めた。

7月4日の宮城セキスイハイムスーパーアリーナ公演までの9都市13公演（12万人動員）で、感謝の思いを届けていく。佐藤は「人生をE－girlsに乗せてくれた人に、振り返った時に良い思い出になってくれれば」。鷲尾は「やり切ります！」、YURINO（23）は「最後まで一緒に駆け抜けたいです」と意気込んだ。【大友陽平】