勝手ながら、5年越しのインタビューが実現した。

公開中の映画「サヨナラまでの30分」(萩原健太郎監督)でヒロイン役を務めている、女優久保田紗友(20)のインタビューを、このほど日刊スポーツ本紙で掲載した。

実は4年前の16年2月に、当時16歳になったばかりの久保田のインタビューをしていた。携帯電話会社やコンタクトレンズのイメージキャラクターを務めるなど、若手注目株として紙面などで紹介する概要だった。ところが掲載タイミングになって、芸能ニュースが相次いだことなどもあって、所属事務所担当者と相談し「次の機会にしましょう」と見送ることになった。

今回は初めての恋愛映画でヒロインを務め、ちょうど20歳になるタイミングも重なったことから「ぜひやりましょう」と再度インタビューすることになった。久保田本人に、当時掲載が見送りになったことを謝罪すると「とんでもないです。今回もありがとうございます!」と“神対応”。ありがたく、取材もさせていただいた。

この4年間では、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」や日本テレビ系ドラマ「過保護のカホコ」などのドラマや、「疾風ロンド」「ハローグッバイ」など映画にも多数出演して、着実にステップアップしてきた。まだ20歳だが、今回のインタビューでは、持ち前のクールビューティーが、さらに磨きがかかっているように見えた。本人は「(20歳を迎えても)心の中は変わっていないような気がします」と笑ったが、カメラの前に立つとキリッとした顔がさらに大人っぽく映った。

これから、さらに多くの作品に出演して活躍するだろう。次のインタビューは4年を待たずに、ぜひやらせていただこうと思う。【大友陽平】