NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の5日に放送された第105回の平均視聴率が20・4%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、喜美子(戸田恵梨香)は、八郎(松下洸平)にやる決意を告げ、7度目の2週間のまきだきを開始した。家族総出で昼夜問わずにまきをくべる作業が続いた。そして2週間目を迎え、喜美子がまきをくべていると穴窯の壁が崩れて炎が噴き出した。すると喜美子は慌てて火を消そうとするマツ(富田靖子)を制止し、さらにまきをくべ続けた。そうして出来上がった作品を見て喜美子は思っていた色が出て涙した。夢がかなった瞬間だった。後日、ちや子に念願の色を出した作品が出来上がったことを報告し、取材してもらうように手紙を出した。時が過ぎ、穴窯での窯たきを成功させた喜美子は40歳になり、自然釉(ゆう)を使った女性陶芸家として活躍していた。武志(伊藤健太郎)も高校2年になって進路を決める時期にきていた、という内容だった。