吉高由里子(31)主演の日本テレビ系連続ドラマ「知らなくていいコト」(水曜午後10時)の5日に放送された第5話の平均視聴率が8・7%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べでわかった。

第1話は9・4%、第2話は8・9%、第3話は10・3%、第4話は9・1%だった。

吉高演じる真壁ケイトは、一流週刊誌「週刊イースト」の特集班記者。シングルマザーとしてケイトを育て上げた秋吉久美子演じる映画翻訳家の母・杏南が、ケイトの父親はハリウッドスター“キアヌ・リーブス”だといって他界する。社会の真実を暴きつつ、母の残した謎の言葉に翻弄(ほんろう)される。大石静のオリジナル脚本で送るお仕事系ヒューマンドラマだ。連載班の後輩で恋人の野中春樹を重岡大毅(ジャニーズWEST)、編集長の岩谷進を佐々木蔵之介、動物カメラマンでケイトの元カレの尾高由一郎を柄本佑、謎の自転車屋乃十阿徹を小林薫がそれぞれ演じる。

第5話で30年前に乃十阿が事件を起こしたキャンプ場を尾高と共に訪れたケイト。いまだに動機不明の事件に思いをはせ、複雑な気持ちを抱く。翌週、記事のネタを求めて元警察署長・沖田秀則(勝野洋)がスパルタ教育の末に実の孫を殺害したとされる事件の判決を傍聴したケイトは、罪を認め反論しない沖田の姿に直感的に引っかかるものを感じる。ケイトは沖田本人に面会を取り付けることを黒川(山内圭哉)に宣言し、早速事件の周辺取材へ行く。

近隣住民から沖田のスパルタを裏付ける証言がある一方で、「孫を甘やかしすぎだった」という報道とは逆の証言にも行き当たる。事件の“本当の動機”を知りたいと思うケイトだが、かたくなにマスコミを避ける沖田からは面会申請を断られてしまう。そんな中、編集部では連載班の小泉(関水渚)が春樹(重岡大毅)に交際を申し込む。春樹はケイトと尾高の関係が気になるが受け入れる。

そして、沖田に殺された孫・弘人の周辺を取材していたケイトは、事件の新たな情報を手にする。さらにスクープへとつながる糸口は意外なところに隠されていた。岩谷は沖田本人と話す機会を得るため弁護士の接見について行くようケイトに指示するが、真実への道のりは甘いものではなかった。