KAT-TUN亀梨和也(33)と山下智久(34)のスペシャルユニット「亀と山P」が、初の2大ドームツアーを開催する。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、明かした。

5月9、10日に京セラドーム大阪、6月13、14日に東京ドームで、ユニット初の単独コンサートを行う。今春に初のアルバム発売も決まった。

2人は05年の日本テレビ系ドラマ「野ブタ。をプロデュース」に出演し、ユニット「修二と彰」としてシングル「青春アミーゴ」をリリース。17年にも再びドラマで共演し、「亀と山P」として主題歌を歌っていた。「青春アミーゴ」から15周年となる今年、4公演で20万人を動員する大規模ツアーが決まった形だ。

同学年の2人は10代の頃から仲が良く、今でもお互いの実家でパーティーを開くほどの大親友だ。亀梨は「こうして2人とも今ジャニーズにいて、15周年に大きな会場でライブができるのは決して当たり前のことじゃない。ありがたいです」と感慨深げ。山下は「久しぶりで本当にワクワクします」とほほえんだ。

“父親”であるジャニー喜多川氏(享年87)への思いもある。亀梨は「『修二と彰』はジャニーさんが作ってくれたユニット。やっぱり大事にしたい。今回も“フォー・ジャニー”じゃないけど、何かできたらと思います」と話した。

15年間それぞれ経験を積み、タレントとして脂がのってきた。「僕らがこうしてまた活動することが、僕ら以外のファンの方も楽しんでもらえるのかもしれない、と2人でよく話しています」と亀梨が明かせば、山下も「今は僕らが頑張っていかなきゃいけない世代だ、っていう自覚はあります。後輩たちにも道を続けるように」と力を込めた。【横山慧】

○…亀梨は「修二と彰」結成時の秘話を明かした。取材だと思って訪れた現場で突然ジャケット撮影だと聞かされ、面食らったという。当時山下はNEWSとしてデビューしていたが、KAT-TUNはデビュー前。先に1人だけCDデビューすることになり、すぐには受け入れられなかったが、ジャニー氏から直接「KAT-TUNのためにも、まずはユーの名前を知ってもらわなきゃダメだから」などと1時間以上説得され、納得したという。