映画「仁義なき戦い」「極道の妻たち」シリーズなど多くのヒット作を手がけた東映京都撮影所のプロデューサー日下部五朗(くさかべ・ごろう)さんが7日、腎不全のため京都府内で亡くなった。85歳。葬儀は10日に近親者で執り行われた。

日下部さんは岐阜県出身。早大卒業後、57年東映に入社し、「日本侠客伝」「鬼龍院花子の生涯」など多くの作品にプロデューサーとして携わった。「楢山節考」(今村昌平監督)ではカンヌ国際映画祭の最高賞にあたるパルムドールを受賞した。